33日目 どこまでも登っていける!
最後の難所と言われるセブレイロ峠に挑みました
絶対に気温は低いはずなのに、汗は止まらずピレネーのように心拍数は駆け上がります
アルベルゲ出た辺りではなんだかいつもより空気に水分が多い気がして、今度こそ雨が降るか⁉︎と構えておりました
霧というか、雲がわたし達のすぐ上にあるのがわかるかしら?寒そうでしょ?
きっと車からぽいって出されると寒いんだろうけど、各々バックパックを背負い、全身で有酸素運動を極めてる我らペリグリーノ(巡礼者)は当然のように半袖、ハーフパンツで汗だくです
どんだけ厳しいんだろう…と怯えておりましたが、大したことなかった٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
あれ?まだ行けるぞ?次の街行っちゃう⁉︎とか思ってもみましたが、こんな残りわずかのところでムリしてケガでもしたらダメなので、大人しく峠のてっぺんのアルベルゲに泊まりました
カミーノで最も古い教会にも寄ってきました
教会の中はストーブが付いていてとても暖かくてほっとしました
そして神父さん?にバイバイして外に出ると…寒っ‼︎(; ・`д・´)
慌ててパーカーとウインドブレーカーを着込みました
実はちょっとした訳がございまして、昨日からわたくしの大切なモンベルの寝袋が使用停止状態にあります(帰国後理由を改めて追記する予定です)
今夜は絶対寒い!わたしは耐えられるんだろうか…風邪ひいてる暇なんかないのに…
そしてこのアルベルゲ、実は不思議な噂がございます
[キッチンはあるのに、機材器具は全くない]
それってキッチンって言わなくない⁉︎機材や器具があるからキッチンだけど、ないならただの空間じゃん…
そう思うべ?
あり得たの…ピカピカのシンクとIHコンロと不揃いなグラスが数個にお皿が1枚
鍋もレンジもフォークもナシ!
どないせぃちゅうねん!Σ(゚д゚lll)
「ペリグリーノはトマトでも洗ってかじりついとけ!」
ってことなんでしょうよ!(もしくはもれなくバルで食べろってことですね)
さて、わたしはどうしたと思いますか?
すべての棚をムダと知りつつ漁った結果大変使い勝手の悪そうなフライパンを見つけ出しました
そして持ち歩いていた水を加えるだけで作れるインスタントパスタを作りました٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
そして世界中をひとりで旅してる本物バックパッカーのお姉さんと大学生で内定が決まった勝ち組イケメンくん(どちらも日本人)と夜ごはんを食べました
パスタの他に、絶対食べたくて買ったけど、絶対ひとりで食べきれないアーモンドケーキをふたりに無理矢理食べてもらいました( ♡ ´罒` ♡ )
日本語でたわいない話やカミーノ話をできる幸せん噛み締めました
その後イケメンくんが
「絶対夕陽見たいんすよー、でも眠い…」
と言っていたので普段は見ない夕陽をなんとなくお外で見てました
その際突然聞きたくなったナッシングバットストリングスの曲を聴きながら、久しぶりにブレイン ストーミングして自分の頭の中身を出してみました
幸せだなぁってしみじみ思いました
その後、周りの寝息で暖まった部屋でぬくぬくと眠り風邪はひきませんでした(笑)ドミトリーのいいところだね!