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一歩のその先に

コミュ症のヘタレアラサーがスペイン、サンチャゴ巡礼に行ってきます! きっと行ける!きっと辿りつける!きっと乗継ぎだって無事にできるはず!

17日目 きっとうまくいく

今日も引き続きずっと続く麦畑を真っ暗な時間から歩きます

大粒の雨がバラッと5秒溢れたかと思うとぴたっと止むというのが30分おきに起こるという不思議現象を体験しながらぼちぼち歩きます
予定の半分くらい歩いたところで、なんだか気になる後ろ姿を見つけました
なんだろうなぁ…この感じ…日本人っぽい雰囲気もあるけど…装備もそれっぽいけど…なんかどっか違うんだよなぁ… 
するとその後ろ姿が突然くるりと振り返りました。ソフィアだ!!٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
以前同じアルベルゲで少しお話したスイス人の可愛いソフィアちゃん!ソフィアもすぐに気づいたらしく、じぃーっとこっちを見ながら「なんでいるの?」と笑います
それから初めて誰かとおしゃべりしながら並んで歩くという、カミーノらしい経験をしました(笑)
その際、わたしのバックパックに付けていた巡礼者マーク、ホタテ貝が突然割れました…実はサンジャンで白い大きな貝を買って着けた後、毎日毎日あまりに寂しく孤独だったので、サントドミンゴでなんとなく立ち寄った手作りアクセサリーのお店でみつけた小さなピンク色の貝を買い足し付けていました
「白い方はわたしので、ピンクの方は日本で待つ家族の分」
そう思ってました
いつも家族と一緒にいる、一緒に歩いてる、だから寂しくない!
その貝がぶつけたわけでもないのに突然パリンと3つに割れ、まるでパパンとママンとレレちゃんみたいだなぁなんて思いました
ソフィアはびっくりしてましたが、きっとわたしが最近寂しくなくなってきたから必要なくなったのかなと思い、カケラを拾いました
前までは歩き切るまで帰らない!と意地になってましたが、最近は純粋にまだまだ歩いて自分を試したい!歩いて歩いていろんなことを知りたい!いろんな自分の可能性を知りたい!と思うようになっています
だからもう少し待っててね、ママン
 
しかし…ソフィアは自由だ!
風が吹けば歩くのを止めて風を全身で感じ、おしっこしたくなったらバルではなく藪に入って行き、暑いと突然パーカーを脱ぎ出し道端で上半身裸になってTシャツに着替え、昨日は誰も居ないアルベルゲにひとり泊まって電気を消灯前に消して星空を堪能したらしい
予定表はなく、いつサンチャゴに着くかはわからないと可愛く笑ってました
「11月までに帰ればいいから♪( ´▽`)」
そして今日の予定を聞くとわたしより15キロ先まで行くと言います…え?こんなゆっくり歩いてて大丈夫?このペースだと着くのは夕方なるよ?暑いと歩けないとか言ってなかったっけ?
あまりのマイペースっぷりにおばちゃんはハラハラしてたら、サンアントンという小さな村で突然
「今日はここに泊まることにする!このアルベルゲはわたし好みだわ!」
と、「電気、シャワー、トイレナシ」というアルベルゲに泊まると言い出します…あんた分かってんの?大丈夫?と聞くと「寝るところがあればそれで完璧だよ♪( ´▽`)」
うん、君が幸せなら僕も幸せだよ♪( ´▽`)
 
そんなわけで、ソフィアと別れわたしの目的地カストロへリスに向かいました
 
ソフィアのアルベルゲの傍にあった矢印を頼りに歩いたらどうやら大きく回り道をしたらしく、当初の予定よりも3キロ近く多く歩くことになりました(笑)
これもまたヤコブのお導き!さほど暑くもないし、楽しみました
麦畑しかなかったけど(笑)
そして辿り着いたカストロへリス
今日はドナティーボのアルベルゲです
と、思ったら仙人染みたホスピタレイロが「5€」と言いました
え?と思いながらも5€なら安いし、いいかとお支払い
するとスペイン語しか話せない仙人がスペイン語で設備の説明をしてくれて、最後に「パスタ、水、ビスケット、パン、牛乳これらドナティーボだからね、お食べなさい(と言ったんだと思う)」と言うではありませんか!
「ど、ど、ど、ドナティーボ⁉︎⁉︎いっぱい食べていいの⁉︎(日本語)」(; ・`д・´)
と聞くとどっから湧いたかポルトガル人のカルロスが英語とポルトガル語で「そうだよ!」的に答えくれました
 
早速お昼ごはんにかたくない方の小さいトーストに、冷蔵庫に入ってた大粒の桃がゴロゴロ入ったジャムを乗っけて食べました
すると向かえにカルロスが陣取り、食べる?と自分のトマトとオリーブの混ぜ混ぜが乗ったお皿を指差します
いらないよと言ったのですが、食べな食べな♪とフォークとパンをくれました(笑)
食べ方のレクチャーを受け、ほとんど言葉のわからない者同士のランチを楽しみました
その後、洗濯物の絞り機?の使い方を教えてくれたブルガリア人夫婦が加わり、身振り手振りだらけの不思議で賑やかで楽しいランチをしました
ワインとコーラを合わせた飲み物を遠慮がちにくれ、「アルコールだけど、少しだから気にするな!飲みな!」的なことを言います
未成年じゃないよと英語で言っても信じてはもらえず、大丈夫大丈夫内緒にしとくからとジェスチャーします(笑)
いいけどね(笑)
 
わたしのなにが変わったのかわからないけど、今日のわたしはひとりじゃなかった
一緒に歩く人も、一緒にランチを食べる人も、笑い合える人もいたよ