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一歩のその先に

コミュ症のヘタレアラサーがスペイン、サンチャゴ巡礼に行ってきます! きっと行ける!きっと辿りつける!きっと乗継ぎだって無事にできるはず!

14日目 ボンヌ ジュルネ

いろいろいろいろ不愉快な思いをしたアルベルゲを出発して、真っ暗な真っ暗な森の中を泣きべそかきながら歩いてブルゴスに向かいました

間も無くブルゴスというところで、「あんた日本人だろ?」とあるスペイン人男性に言われました
1発で日本人だとわかったのは彼が初めてで、なんでわかったのか聞くと「俺にスマイル&オラ♪をくれるのはアジア人は日本人だけなんだ!日本人が好きだ!最近コーリアンはいっぱいいるが、日本人は珍しいな!ブエン カミーノ!ジャパニーズガール!」(●`▽´● )ノ
「ありがと!」(○ `∇´ ○)ノ
独特の見分け方を教えてくれた熱いおじさんと国際交流してから更に歩くと、プジョーMAZDAといった車屋さんの連なる通りを歩き、でっっかいブリジストンの工場の前を通って大都市ブルゴス入りしました!
そしてさらに数分歩くと…ん?…あの看板は…もしや…あの見慣れた…黄色い…Mは…


マックだ!!!
*・゜゚・*:.。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。.:*・゜゚・*
マック、それはアメリカさんが世界に展開しているファストフードの代名詞とも言えるハンバーガー屋さん
もちろん日本の外れの外れ、我が故郷にもやたらと駐車場のデカイマックがございます
わたしはマックシェイクのチョコと、マックカフェのフラペチーノのが大の好物なんです!!
毎年夏に愛するレレちゃんとフラペチーノデートをすることを生き甲斐としていて、今年はまだ実現していなかったので心に小さなシコリを抱えておりました
レレちゃんはいないけど、ここで出会えたのは運命!足早にマックに向かいます!
オシャレな建物で入り口がどこかよくわからなくて、ガラスにへばりつきながら移動してようやく入り口を発見!
カウンターに控えるイケメンクルー達は、汗だくで血走った目をしたアジア人にギョッと慄いておりました
メニューボードからシェイクかフラペチーノを探します!しかしスペイン語!わからない!
なんぼなんでもマックとは言え、スペインだもん、スペイン語だよね( ˘•ω•˘ )

おや?これはもしや?と思うものを見つけ、イケメンに「これなに?」と聞くとジュースなんかが出てくる機械に着いたちっこいフラペチーノらしきものの写真を指差しました
それだ!ウノ!( ´ ▽ ` )ノ
イケメン達は顔を見合わせ、苦笑いしながら作ってくれました♪
ホイップを少しぷにゅってしてから、イケメンが振り返り「あんた…疲れてる?」と聞いたので、「イエス!」と元気に答えます
イケメンはホイップをぷにゅぷにゅと山盛りにしてくれました♪

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くるっと振り返り席を見ると、スペインのマックはバルさながらにおっさんだらけでびっくり
日本のマックでこんなにおっさんばっかり見たことないなぁ…所変わればってやつだなぁと、一同の注目を集めながら空いてる席を探します
なんだか可愛い色遣いの誰もいないコーナーを見つけ座りました(どうやらキッズコーナーだったみたい)
冷たくて、甘くて、この世界中で変わらない普遍的な味わい…あぁ…マックのフラペチーノだぁ♪( ´▽`)
なんでしょうね、たぶん現代人だからこういうものが染み付いてるんでしょうね
美味しく美味しく頂いて、いよいよブルゴスの中心に向かいます

さすが大都市ブルゴス
車はびゅんびゅんだし、人はいっぱいだし、大きな建物だらけです
1階がお店、2階より上はマンションという雰囲気のビルもたくさんありました
街の中心にはカテドラルと今夜のアルベルゲ、そして観光案内所があります
わたしにはどうしても観光案内所に行かなきゃならない理由があったので、シェスタの時間までには行かねばなりません!
たくさんの誘惑(ケーキ屋さんとかジェラート屋さんとか)を無視して、やっとたどり着いた案内所で、歩きながら一生懸命に考えた英語での質問を繰り出します
「シロス修道院ってどうやって行くの?( ˘•ω•˘ )」
「えっとね、それはとても難しいわ…バスを使っても3日かかるの…時間にゆとりはあるの?」
なくはないけど…3日はキツいな…
「じゃあね、わたしのオススメはこのカテドラルとこの博物館よ。ここはスペインでもブルゴスでもとっても重要な所よ。ここなら歩いて…まぁ…1キロね」
とりあえず市内の地図をもらって、重いバックパックを降ろす為にアルベルゲに向かいました
このアルベルゲは新しく都会的な建物で、清潔感もあって心地よかったです
昨夜とは本当に雲泥の差でわたしはとても快適だった!

スーパーでの食料調達も済ませ、ダイニングへ行くとよくアルベルゲで一緒になるフランス人ご夫婦がいました
「ボンソワール♪」
今日からわたしはフランス語の方にはフランス語でご挨拶することを決めていた
ご夫婦はとても嬉しそうに「ボンソワール」と返してくれました
スーパーからわたしが買ってきた黒光りするミニトマトを不思議そうに眺めてました(笑)味が濃くて美味しかったよ
ご夫婦の夕食が終わってご主人が「バイバイ♪」と言ってくれました
一生懸命練習した「ボンヌ ニュイ(おやすみなさい)を披露すると奥さんが目を輝かせて何度もボンヌ ニュイを繰り返してくれました

実は朝にアルベルゲを出発する際に一緒になった別のフランス人家族(おじいちゃん、おばあちゃん、息子、お嫁さん)の唯一英語が堪能な息子さんにも、夜のうちに何度も練習した「ボンヌ ジュルネ(よい1日を)」を言ってみました
発音が悪かったらしく、聞き返されてしまったけど、通じた時は嬉しそうに何度もメルシーと言ってくれました

言いたいことをうまく伝えられない
みんなの輪にうまく入れない
だからといってわたしは何の努力もしていなかった…初めに飛行機で一緒になったデニさんが「アリガトウ」と何度も日本語で言ってくれたのがとても嬉しかったことを思い出した
今すぐパーティガールのようにみんなの輪に入るのはムリだし、流暢にヨーロッパの言葉を話すのはムリだけど…
せめて毎日顔を合わせる人達の言語で挨拶することはムリじゃない
それが相手のナショナリティを尊重することの一歩だと思ったの
日本にいた時に思っていた薄っぺらな理念だけじゃなくて、本当にわたしが毎日出来る「相手を想うこと」をひとつずつ習得していこうと思った

同じヨーロッパとはいえ、きっと普段の生活との違いに戸惑いや遣る瀬無さを感じているのは一緒な気がした
だからこそ、自分のナショナリティを尊重してもらえたらとても嬉しく、救われる気がするの
わたしにできることはひと言ふた言の挨拶だけだけど、きっとわたしの想いは伝わってる

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